こさりの自己紹介。

誰かが笑うと誰かが泣く世界ではなく、誰かが笑うとまた別の誰かが笑う。そんな世界を目指したい。

2020.05.22 Kosali.

Kosali.

■生い立


1993年大阪生まれ大阪育ちの在日コリアン4世です。

幼い頃からの口癖は、「なんで?」

とにかく空気が読めない。とにかくなんでも知りたがり。

古着屋を営んでる父の影響もあって、幼い頃から服と関わることが多かった。

そのせいか服が好きでした。

普通の服っていうよりは、他の人は持ってなさそうな、ちょっと変わってる服が好き。

自分が着飾るのは好きじゃないし、服を持ちたいわけでもない。

ただ変わってる服が好きみたいな。

だからおしゃれだねって言われるより、ダサいって言われたことの方が多かった。

だから、昔からの私を知ってる子達はブランドを立ち上げたというと、あのこさりが?とか思ってるかも。笑

母は私に、夢の幅が広がるようにと、物心ついた時からバレエ、ピアノ、書道、水泳、朝鮮舞踊、ボーイスカウト…たくさんの習い事をさせてくれました。

そのおかげもあってか、周りと比べて新しい世界に飛び込むことに対して、あまり抵抗を感じない性格に育ちました。

むしろ「安定してて、先が見える毎日=不安」みたいな感覚を持つようになりました。

今はSpiral Clubに入りながら、ファッションブランド「PLAYFÜL」のデザイナーとして活動中です。


■何故環境に関心を持ったのか



*きっかけとなる出来事たち*



小学生の時に、在日コリアンという理由で何度か辛く、悲しい経験をしたことがありました。

その時から、自分は差別されてるという被害者意識を持つようになりました。

絶対見返したんねん!

負けへんねん!みたいな精神で育ってきました。

それと同時に、様々な背景を持つ人々に対し関心を持つようになりました。

学校に行けずに過酷な労働条件で働く子ども達、栄養失調で死んでしまう赤ちゃん、売春宿で無理やり働かされてる少女達…

テレビで見る、自分より理不尽な立場の子ども達がいつしか、心の中の支えになっていました。

そして将来は自分のように色んな背景を持つ人々が、平等に共存していける世界を作りたいと思うようになりました。

大学生になり、在日コリアンに囲まれて生きてきた自分が、初めて日本人の友達の中だけで過ごすようになりました。

そんな中で、私にこそっと「内緒やねんけど、私も実は在日やねん。」とか、「この歳になって初めてわかってんけど、私日本人じゃないらしい。」と告白してくる子がいました。

私が日本人じゃないと分かると、「私北朝鮮とか韓国のことはよく思わんけど、こさりは顔も日本人っぽいし、言葉も通じるし、うちら日本人と同じやと思って、気にせんでいいで。」と仲間意識を見せられることが一番多かったかもしれません。笑

神戸の大学に通う在日コリアンの会

こんなに多くの在日コリアンがなぜ日本に住んでいるのか。

多くの人は、その部分を多分考えたことがないし、興味がないんだろうなと感じました。

自己紹介をする度に感じる違和感から、無知であるがゆえの言動とはどういうことなのかについて考えるようになりました。

自分と違う人を見下したり、受け入れようとしない人達。

社会的弱者の立場に置かれている人を見て、なぜそうなったのかを考えず、とりあえず否定する人達にもたくさん出会ってきました。

(何も知らない人っていいよな、私も知らないふりをした方が楽なのかな)と思った時もありました。

だけど、知ってしまったことに対して、考えるのをやめ、自分以外に関心を持たないより、何ができるのかを考え、進み続けれる自分の方が好きだなと思いました。

今思えば、その時考え始めた「高  梨紗としてここに生まれてきた意味」や「自分にとっての本当の幸せについて」などの思考がブランドを立ち上げるきっかけになったのかもしれません。

でも極度の人見知りだった私は、特に何をどう始めればいいのかわかりませんでした。

話すのも苦手だし、極力目立ちたくないみたいな。


*出会い*



そのまま社会人2年目を迎えた時に、在日コリアンを助けたいと、アメリカから来てくれた、在米コリアンのクリスチャン達に出会いました。

その人達に出会って始めて、’’エシカルファッション’’という言葉を知りました。

『なんで安い服がこんなにたくさんあるの?』

『捨てる前提で買われる服を作る人はどんな気持ちで作ってるの?』

『その服は誰が作ってるの?』

『なんで捨てる人はたくさん持ってて、本当に必要としてる人は持ってないの?』

少し考えれば分かるおかしな点を、今まで私は一回も考えたことがなかったんです。

知りたがりの私としたことが…!

子ども達が農薬だらけの畑で働いたり、

女性達が私たちの時給と同じ額の月給をもらっていたり、

動物が残酷に殺されている。

そんな犠牲を払って作られた服は大量に捨てられてるということを教えてくれました。

その時に初めて、自分の大好きなファッションが誰かを傷つけているということ、

今までずっと被害者だと思っていた自分が、他の視点から見た時、加害者だったと言うことを知り、衝撃を受けました。

「私の話なんて誰もわかってくれないから話したくない。」とやる前から諦めていた自分が、どうやったらこの事実を伝えることができるだろう?と考えるようになりました。

「大好きなファッションが誰かを傷つけている。」

そんな悲しくて暗い事実を伝えても、今までと同じ繰り返し。

じゃあ、「大好きなファッションが誰かの笑顔につながる。」

という明るい事実に変えることができればどんなにいいだろうと思いました。

「話すのが苦手なら別に話さなくていいんだ。

私にしかできないやり方で、偏見も差別もない世界を目指せばいいんだ。」と思うようになりました。



*はじめの一歩*



まずは「エシカルファッション」について学ぶことからはじめました。

そして、見つけた私なりのエシカル観を軸にブランドを立ち上げました。

『作る人にとっても、着る人にとっても、子供の時の遊び心を思い出させてくれる服。』

『作る人が、やりがいと責任を感じながら作る服。』

『流行にとらわれない、飽きのこない服。』

『着古した後も、それ以外の何かに変身して、一緒に年を重ねていける服。』

『ジャンルや年代、国籍に限らず、選んでくれた人色に染まる服。』

『素材からこだわり、土に還る服。』

『「エシカルなブランドで好みの服に出会えたことがない」と言っていた女の子達の概念を覆す服。』

そんなブランドを立ち上げようとテンション上がって、いざ始めてみると、ファッションの知識もない、経験もない、お金もない、仲間もいないことを忘れてたことに気づきました。

それがめちゃくちゃ私らしいところ

私って、誰もが当たり前に考えれることを考えれないんです。笑

でもそんな私だからこそ、飛び出すことができた世界なんだ!と言い聞かせながら、まずはできることから一つずつ始めることにしました。

ラナプラザ崩壊事件があった、バングラデッシュに実際足を運ぶことにしました。

そこの現場を見てさらに衝撃を受けました。

町中はゴミだらけで、不衛生な環境の中で生きる子ども達の姿は今でも忘れられません。

給料を聞いたり、その日の食事を見せてもらって思ったこと。

それは、この国の人達は、明日のために今日生きてる。生きるために生きてる。

恵まれている自分が、残った余力で必死に生きている人達のために何かしようなんて、ただの自己満じゃないのか。

他に有名なブランドもたくさんあるし、私が服を作らないのが正解じゃないのか。

と落ち込みました。

■スパイラルに参加したいと思った理由



自分のやっていることが全て間違えているような気がし始めた時に、WWDでリリアンの記事を見つけました。

それは、リリアンがモデル業を休んで、CO2を出さない旅に出るという記事でした。

私一人が頑張っても意味がないかもしれない…

そう考え始めていた私にとって「どんな社会の変化もたった一つの会話から始まる。」という言葉がなぜか私に言われているような気がしました。

その言葉の元、実際にアクションを起こしているリリアンに惹かれ、ここで同じ場所を目指せる仲間達に出会えるかもしれないと思い、すぐにスパイラルに参加したいというメールを送りました。

■スパイラルで何を追求するのか



スパイラルは環境問題について話すことをテーマにしているコミュニティですが、

私は環境問題と人権問題はすごく密接な関係を持っていると思っています。



※ここからは、あくまでも私個人の意見です。

環境問題って言ってるけど、本当に地球のために思うなら、人類が絶滅するのが一番の近道だと思ってます。

これから取り組んでいこうとしている問題は、全ての人間達が平和に、幸せに、地球と共存しながら生きていくための活動です。

人間が地球に生まれてきた意味を残すための活動です。

だからこれは環境問題ではなく、人間問題です。

話を戻しますが、気候変動は主として先進国の人々が化石燃料を大量消費してきたことが原因となっています。

しかし、気候変動によって被害を受けるのは、化石燃料をあまり使ってこなかった途上国の人達や、動物達、そしてこれから生まれてくる子ども達です。

誰も地球を壊したくてこのように過ごしてきたわけではないはず。

でも今の世界の流れを見ていると、なぜ地球がこうなったのかを考えているようで考えていない。エシカルが流行語のようになっている。

これから発展していこうとする国に対して、「あなた達は今まで通り資源を使わないで。我慢してください。」って言っている気がして、それってすごく私たちの勝手じゃないのかな?と感じる時があります。

だれもが平等に暮らせる世界のために活動しているはずが、それゆえに生じる不公平が存在してしまう。これは仕方がないことなのか。

この活動は、みんなが納得するやり方で続けていかないと意味がない。

だって環境問題という名の人間問題だから。

みんなの心の中にあるはずの、優しさとか、思いやりとか、本当の幸せを見つけて実践する活動こそが、本当の意味で地球も、そこに住む自分たちも救う方法だと信じています。

一見別の問題に見える二つの問題が、相乗しながら解決に向かえるように。

環境問題と人権問題の関係性について、みんなと一緒に話し合うことから始めたいと思います。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

興味がある方はぜひこちらに連絡ください!

kosali@spiral-club.com

いつでも待ってます^^


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Kosali.

Kosali.

1993年大阪生まれ大阪育ちの在日コリアン4世。
過去の経験から人権問題について関心を持つ。
現在は、環境問題と人権問題の関係性について人々に知ってもらうべく
ファッションブランド「PLAYFÜL」を立ち上げ活動中。

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