
太陽のウェディングドレスを作ってみたい
【リネンの布募集!】オルタナティブなウェディングドレスってなんのこと?

松岡 美緒
突然ですが、わたくし松岡美緒は結婚します!!、、、
あなたは誰?という方は自己紹介へ!笑
お相手は、オーガニックレストランの先駆けとして知られるシェパニーズの元料理長、今は東京・神田のレストランでオーガニックムーブメントを盛り上げているJerome Waag(彼もSpiralメンバーの一人)。
2018年、学校に菜園を作るプロジェクトEdible Schoolyard Project が自由学園で開催したイベントで出会い、雑草の話をしているうちに仲良くなって、農園から農園へ飛び回る私を温かく見守っていてくれました。今年の4月、フランスにいる彼のお母さんを訪ねた時に、家族写真撮影で使うウェディングドレスを作ろうと思っています。
ぺんぺん草という雑草と遊んだことがきっかけで仲良くなった。
実は、ずっと前から着たいと思っていたドレスがありました。でもいざ買おうとした時、スクリーンに映るボタン一つで買えてしまうことが急につまらなく感じてしまいまいした。
森に住んでいた時は、一つ一つの物にストーリーがついてきます。
昔の住人が大切にしていた徳利
満月の光を浴びた甘夏
みんなで育てた鴨を絞めた時の羽
小さな物語を知るだけで、こんなにも愛着がわくのはなぜなのでしょう。
お祝いするなら、森のようにストーリーがあるものが欲しい。
そう思ってしまったんです。
そこで、また突然なのですが…
スパイラル読者の皆様から使っていない布を募集し、
そこからウェディングドレスを作りたいと思っています!
ドレスは、べんがら染めという方法を使って、熊本の土で太陽の色に染め上げる予定。
まさに太陽のウェディングドレス。
人生のお祝いを楽しむオルタナティブな方法をスパイラルコミュニティみんなで作り出してみたいんです。
このドレスをモデルに作ります!
さてどんな色に染まるのか
(写真 インスタグラムより)
環境活動というと、いわゆるゴミ拾いとか、署名活動とか、植林活動をイメージしますか?デモや反対運動などもよくありますよね。全くイメージは違いますが、実は私のこのウェディングドレスプロジェクトも環境と深く繋がっています。
洋服の材料は今、環境や作る人に優しいオーガニックコットンなどがエシカル業界でも注目の的ですが、お値段が張る買い物になってしまうことも。使わなくなったものを再利用する(リユース)も、環境に配慮したライフスタイルです。

べんがら染めの工程で使う土は自分の足で採取しに行く予定。色を染めるのに自然と繋がれる新しい入り口を発見できるのではないでしょうか。
プロジェクトを手伝ってくれるアーティストのいときちゃんは、美しい手仕事を求めて世界を回っています。彼女が教えてくれる染料と自然とのストーリーを知る事も楽しみです。
もう一つ、このプロジェクトを通じて伝えたいメッセージがあります。
今の時代、DIYの道具も含めて、欲しいものはすぐに手に入ります。お店もたくさんあるし、オンラインの買い物も充実している。でも“買う”というオプションは、用意されたものから選ぶということ。
企業が用意してくれている品物はどこから来ているのか、どうやって作られたのかを知ることも大切ですが、自分で作り出せる喜びや可能性を知ることは、地球を壊しているかもしれない消費活動への疑問を解決する最初の一歩になるのではないでしょうか。
私は時々こんなことを実験しています。
- 道端に生えてる花を家に飾ってみる
- 普段買っている加工食品を自分の手で作ってみる
- ファーマーズマーケットに来ている農家のところに遊びに行って自分で野菜を収穫してみる
野菜にしても、洋服にしても、家にしても、物を作ることは色々なことを考えるきっかけを与えてくれます。
手作りのウェディングドレスから生まれる物語はどんなものか、オンライン上やゴミ拾いイベントで繋がっている皆さんと、人生のお祝いを作り出せたら嬉しいです。
スパイラル読者さんたちからいただく布でドレスが出来上がったらなんて素敵だろう!
募集する布の条件をここに記します。
- 生地は麻、リネン
- 使わなくなった洋服やテーブルクロス、ハンカチ、ベッドカバーなど。
- 刺繍やデザイン(花柄など)があるものでも良い
- 色は、暖色系か白
- シミがついていても太陽色に染めるので大丈夫。
- 大きさ指定なし(様々な形の布を組み合わせて作る予定)
送っていただける場合は
〒151-0053
東京都渋谷区代々木4-36-4
Spiral Club宛まで。
送料はこちらで負担します。ドネーションしてもよいという方がいらしたらそちらも大歓迎です!(ありがとうございます!)
もし、渋谷や新宿などに仕事場やお家がある方は、最寄りの駅に取りに行きたいと思っています!その他の場所も相談できますのでご連絡ください。
布がリネンかどうかわからないなどの相談もこちらで受け付けます!
mio@spiral-club.com
時間が限られているので、3月16日までにお願いします。
もし、違う形で協力できるアイディアなど思いついたら、是非教えてください!
ちなみに3月中旬から動けるパタンナーの方を探しています。心当たりある方、ご連絡お待ちしております。
ご協力よろしくお願いします。
オンラインを通して行う、初めてのプロジェクト!
わくわく!

松岡 美緒
1992年東京生まれ。家族の転勤のおかげで、沖縄や石川など自然の中で時間を過ごす。消費社会に搾取され続ける第三世界の現状を知り、イギリスで国際開発学を専攻。世界中の農村を旅するうちに、食を中心にいのちの手触りを学ぶ学校菜園(Edible Schoolyard)に出会い、帰国後、パーマカルチャーデザイナーの資格を取得。現在、東京から徳島県神山町に移住し、循環する暮らしを実験しながら、地球と遊べるplay gardenを準備中。もっと詳しく


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