若いからこそできることがある#Fridays For Future

『気候正義のために金曜日は学校を休みます。』日本でもスタートした、学生ストライキとは?

2019.01.31 MOEGI

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Fridays For Future, 未来のための金曜日。
こんなムーブメントを聞いたことがありますか?

現在、世界中の学生たちにとって毎週「金曜日」は特別な日になっています。
なんと、彼らは『Fridays For Future』というムーブメントに参加し、気候変動への危機感を胸に毎週金曜日学校ストライキ(学校を休むこと)を行っているのです。

School strike against climate change – BBC LONDON

Thousands of students join climate protest – The Guardian

                

【運動を始めたのは、15歳の女の子】

ことの発端はスウェーデン出身のグレタ・トゥーンベリさんの国会前でのひとりぼっちのストライキでした。当時彼女はまだ15歳。

グレタさんは8歳の時に初めて「気候変動」や「温暖化」という言葉に出会います。気候変動が悪化していることは誰の目から見ても明らかなのに、それについて誰も話をしようとしない…そんな現実を彼女は受け入れることができなかったそうです。

そして2018年8月のある金曜日、彼女は学校に行く代わりに国会前でストライキを始めます。彼女の活動はSNSで瞬く間に広がり、現在ドイツでは3万人の中高生が、ベルギーでは1万2500人が、スイスでは15の都市や町の学校で登校拒否が起きています。

上の動画の様子からもわかる通り、ロンドンやオーストラリアでも大規模な学生ストライキが毎週起きています。

現在は、40カ国以上の国の若者がFridays For Futureムーブメントに参加しています。

【日本にもFridays For Futureの波がやってきた!】

現役大学生の小出愛菜さんの声かけのもと、school strike for climateの運動が日本でも始まっています!2月に発足したばかりのFridays For Future Japanは2/22(金)に記念すべき第一回の国会前ストライキを開催しました。

「同級生の間で温暖化問題が話題に上る機会は少ない。関心がない人こそ、深刻な温暖化の実態を知ってほしい」

「環境問題は一人では解決できない。みんなで団結して解決していくしかない」

平日の夕方という、社会人や学生の参加が難しい時間帯の開催でしたが、現場には高校生を含む学生を筆頭に、20代の社会人、また東京在住のの外国人など「環境に対して熱い思いを持った人たち」が国会前に集まり、ひとりひとり声をあげました。

      

そんなFridays For Future Japanの言い出しっぺの愛菜ちゃんにインタビューをしてきました。

【interview#1 小出 愛菜さん】

– 簡単な自己紹介お願いします!

小出愛菜です。埼玉県出身。今は立正大学地球環境科学部の3年生で、Fridays For Future Japanの発起人のひとりです。

– 大学ではどんな勉強をしているの?

態学を専攻しています。生物多様性や生態系の仕組み、野生の動物との共生共存を勉強しています。

– 気候変動に関心がある?

はい、あります(笑)

– いつ関心を持ったの?

明確なきっかけは覚えていなくて。でも小さい頃から、父が環境や貧困などの社会問題を教えてくれて、そう行ったことに興味を持っていました。いつしか、自分の中で環境保全をやりたいという漠然とした思いが湧いてきたんです。

– 幼少期、自然との距離は近かった?

近かったです!両親がゲームを買ってくれなかったので、外で遊ぶというオプションしかなかった(笑)木登りしたり、ローラーブレードしたり。田舎に住んでいたわけではなかったけど、自然との距離は近かったです。

– 気候変動を肌で感じる?

今までは危機感とか、感じてなかったんですけど、去年の夏が決定的でした。猛暑日、熱帯夜が続いたりして…..場所によっては外出禁止令がでるほどの暑さの中、日本中の人が熱中症で運ばれていることを知ったとき、気候変動は本当に命の危機に関わることなんだなって、身にしみて感じました。

– 愛菜ちゃんはFridays For Futureを一番はじめに日本でやりたいと言ってくれたんだよね。そのきっかけは?

きっかけは、スウェーデンのグレタさんのスピーチを見たとき。自分より年下の子が行動していたことに衝撃を受けました。わたしもグレタさんと同じように気候変動の脅威には焦りを感じていたし、「そうおもったなら私もやらなきゃ!」という風に思いたってFridays For Fututeを始めました。ずっとなにか行動を起こしたいと思っていたので、いいきっかけだったと思います。

– 愛菜ちゃんなりの思いは?なんで自分がやらなきゃ!って思ったの?

やっぱり、世界では「おとな」でなく若者たちが動いているわけで。私は先進国に生きてて、何不自由なく豊かに生活しているけど、そんなの生活の裏で気候変動の影響を受けて苦しんでいる人がいるってこともずっとまえから分かっていたんです。先進国の日本こそ、気候変動に対して動くべきじゃないかと思う。なおかつ、未来を担っているのは私たち。若い世代が動き出すことはとっても大事なことだと思う。

– 2/22に初めて、Fridays For Future Japanは国会前ストライキを行なったよね!実際活動してみてどうだった?

まず、メディアの人がたくさん来たのにも関わらず、学生はこんなに少ししか集まらないものなのか…と

– ネガティブな印象だったんだね。

そうですね。最初メディアの人の方が多くてどうしようかと思った(笑)SNSの拡散方法ももう少し考えなきゃいけないな〜と反省中です。やっぱりまだまだ日本では環境への関心度が低いことを実感しました。

– その中でも良かったことは?

良かったことは、Face bookの告知を見てきてくれた人がいたり、実際に同じ思いを持っている同世代の若者に会えたことで、ひとりじゃないっていう安心感を感じることができたことです。

– 今後はどうするの?

継続していきたいです。私的には、環境問題を「社会ごと」から「自分ごと」に考えてくれる人が増えたらいいなと思っています。それが今の最終的な目標です。日常生活の中で、環境に対して考えを持って行動できる人が増えたら素敵ですよね。

– 私たち一人一人ができることってなんだろう?

「わたしがやらなくても誰かがやるし」「どうせ私がやっても変わらないし」っていう考えを捨てること。そういう人たちが積み重ねてきた現状がいまここに生まれてしまったのだと思う。ペットボトルを買わないようにするために水筒を持つこととか、できることからやっていけばいいと思います。大量生産大量消費から抜け出すために、気に入った服を買って長く着るというのもできることだと思います。ただ、環境に優しくというと我慢しないといけないというイメージがあると思いますが、私はできることから少しずつでも始めていくということが大事だと思っています。

– 最後に一言!

3/15(金)にFridays For Future Japanでアクションをします!環境について少しでも興味がある人、きてください!みんなで行動しよう!

          

【モエギの感想:若いからこそできることがある】

この記事を書く途中、世界各国の climate for strike の動画や記事をたくさん見ました。

世界中には、同じ志を持った仲間がこんなにいるんだ!という喜びが湧いたと同時に、「日本で環境について考える人」がマイノリティであることを実感しました。

日本は、気候変動対策に関して後進国です。例えば、日本は 大量のCO2 排出の原因となる石炭火力発電所を、30基以上建設しようとしています。同時に大人も子供も環境に関して会話をする機会がほとんどありません。

それはどうしてなのでしょうか。

私は学生から「社会人」になる過程のなかで、「物静かな日本の大人」ができあがっていく理由がわかった気がします。今の社会のシステムの中で自分の「違和感」や「気づき」を外に出すと「異質なもの」として見られて、それが生きづらさに変わっていく。そして人はだんだんと自分の声を無視するようになっていくのではないでしょうか。

だからこそ、学生のみんなに言いたい。ピュアな目で見て、おかしいと思うこと、いいと思うこと、声やアウトプットでどんどん表現してください。

純粋にいま、ここでおきていることを「社会人」のフィルターをかけずに直視して、いやだ!間違ってる!と素直にいうことは、学生の君たちに、若いあなたたちに(わたしも若いのだけど)しかできないことなのかもしれない。

特に気候変動に関しては、グレタさんの勇気ある行動のおかげで、こんな素敵なムーブメントが起きています。

地球の反対側からやってき全世界的なチャンスであり、希望です。

日本はまだまだ参加者が少ないです。

他国のように、制服を着た学生が路上を埋め尽くし、歌ったり、言いたいことを叫んだりしている光景を東京でも見せておくれ!

3/15(金)は、世界各国で #FridaysForFuture のストライキが計画されています。

それに合わせ、Fridays For Future Japanは東京と京都でアクションを行います。

環境に詳しい必要はありません!ちょっとでも気候変動を止めたいと思う気持ちが大事です。少しでもきになるそこのあなた、一緒にアクションしましょう!

【イベント詳細】

Fridays For Future Japan 3/15 東京

Fridays For Future Japan 3/15 京都

以下のハッシュタグから活動家たちをフォローしよう。

#FridaysForFuture, #YouthStrike4Climate, #Youth4Climate and #WhateverItTakes

参考記事:

◼︎news.cm.au「Unions back next school strike in Australia ahead of 2019 federal election」

◼︎i-d magazine 「世界中の学生が学校を“ストライキ”する理由#fridaysforfuture」

◼︎AMP 「スウェーデンの高校生が1人で始めた「気候変動ストライキ」が世界で止まらない」

◼︎School strike for climate – save the world by changing the rules | Greta Thunberg | TEDxStockholm

気候正義:Climate Justice (気候の公平性)とは、先進国に暮らす人々が化石燃料を大量消費してきたことで引き起こした気候変動への責任を果たし、すべての人々の暮らしと生態系の尊さを重視した取り組みを行う事によって、化石燃料をこれまであまり使ってこなかった途上国の方が被害を被っている不公平さを正していこうという考え方です。
引用:FoEJapan「気候正義とは?』(http://www.foejapan.org/climate/about/climatejustice.html)
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MOEGI

1994年生まれ。東京都出身。映画や本、スポーツや異文化など関心の幅が広い。中学の時にもらったフリーペーパーをきっかけに環境問題を意識し始める。明治学院国際学部にて「環境と文化」ゼミ先攻。現在Spiral Clubでわたしたちと環境の距離を縮めるために、何ができるか修行&模索中。もっと詳しく

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